経営者・起業家・創業予定の皆さん、お疲れ様です!中島保です。
三井住友銀行(SMBC)は信託機能を活用した「映画ファンド」を商品化して、個人に販売するそうですね。
著作物を信託財産として管理することで、権利関係を単純化し、効率的な運用を図るということです。
一方、顧客には、興行収入やライセンス供与で得た利益を分配し、運用期間(4年半)終了時には、著作物を売却して、金銭を交付するとしています。
第1弾の商品名は「北斗ファンド−英雄伝説」。アチョーッ!
因みに、インターネット限定販売で価格は1口10万円。
個人は裾野が広いですし、ファンも巻き込めそうですね!
まっ、そんな話しはさて置き、早速、本題にいってみよーっ!
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ところで、「稼いでるのにカネがないんだよ〜っ?」なんて、お悩みの社長はいらっしいませんか?
「勘定合って銭足らず」というやつです。(涙)
はたして、その実体は?
稼ぎ(利益)とおカネ(現金)を混同していることに一番の原因があると思いますよっ!
そこで、唐突ですが、次の問いにお答えください。
●設問
1.現金(資本金)300万円で会社を設立しました。
2.一年後の売上高は1,000万円でした。
3.費用は総額で800万円でした。
さて、手元にいくらのおカネが残るでしょう?
●普通の答え
1.売上1,000万円−費用800万円=利益200万円
2.よって、資本金の300万円とあわせて現金500万円が手元に残る。ヤッター!!
ここでは、利益の分だけ現金も増えていますね。つまり、「稼ぎ=おカネ」という図式です。
でも、これが実現するのは、代金の受け取り、費用の支払いともに、現金決済の場合だけです。
う〜ん(唸)、ありえないことではないが、現実には難しい・・・・。
●ありえない答え
1.売上1,000万円−費用800万円=利益200万円
2.売上代金は現金で受け取り、費用は支払っていない。
3.資本金300万円+現金売上1,000万円−費用支払0円=現金1,300万円
「稼ぎ<おカネ」となりますね。
あらゆる取引先が1年を超えて支払いを猶予してくれるなら、これは成り立ちます。
しかし、実際には、ありえねぇーっ!!
●現実的な答え
1.売上1,000万円−費用800万円=利益200万円
2.お客さんが破産するなどして、代金の回収が進まない。(涙) だけど、費用の支払いは待ってもらえないし・・・・・。資金繰りが厳しいので、足りない分を銀行から借りた。
3.資本金300万円+売上回収0円−費用支払800万円+借金500万円=現金0円
この場合は、「稼ぎ>おカネ」となります。
さらに、税金や利息の支払いを考えると、大変なことに・・・・。
経営者としては、このような最悪の状況を想定しておきましょう。
十分にありえますよっ!!
※いままでお話ししたおカネ(現金)の動きを、巷では、キャッシュフロー(現金の流出入)と呼んでいます。カタカナ語に惑わされ、難しく考えないでくださいね。
【結 論】
赤字では倒産しませんが、資金がなければ黒字でも倒産します。
おカネの帳尻をあわせることは、
社長の最も重要な仕事です!
以上、本日はこれにて御免っ!
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