前回はSWOT分析の概要について触れましたが、マーケティン活動を推進する上で、特に重要なのは外部環境の分析です。
そこで、本日は、機会(O)と脅威(T)を手軽に捉える方法についてお話ししましょう。
その前に、今一度、確認しておきます。
1.機会とは、言い換えれば、ビジネスチャンスのことです。
2.脅威とは、言い換えれば、ピンチを招く原因のことです。
しかし、この二つは、完全に対立するものではありません。
例えば、大工さんの場合、
「少子高齢化の影響で、戸建住宅の新規受注が減っちまったよ〜!」ということなら、少子高齢化はピンチを招く原因になりますが、
「少子高齢化の影響で、バリアフリーのリフォーム需要が増えてるぜぇ〜!」ということなら、逆にチャンスとなります。
あるいは、八百屋さんの場合、
「近くに大型スーパーが出店して、売上が落ちたんや!」ということなら、大型スーパーの出店はピンチを招く原因になりますが、
「近くに大型スーパーが出店して、通行客が増えたんや。地元農家の採りたて野菜がよく売れとるんよ!」ということなら、逆にチャンスとなります。
ピンチとチャンスは表裏一体
物事は多面的に見ることが大切ですね!
ところで、この他にも、地球環境問題、景気の変動、インフレとデフレ、技術革新、法規制の強化と緩和等が機会や脅威になります。
しかし、複雑に考えすぎては身体に毒です。(笑)
ここは、シンプルに行きましょう!
機会→見込客が多い→需要が高い
脅威→競争者が多い→供給が過剰
つまり、需要が高く、競争(供給)の少ない市場で勝負できれば、成功の可能性は高まりますよね。
ところで、ここからが本題です!
どのような方法で機会と脅威を把握すればよいのか?
答えは簡単!インターネットを使うのです。
まず、見込客の多寡を把握するには、
1.オーバチュアのキーワードアドバイスツール(終了のためリンク切れ)
http://inventory.overture.com/d/searchinventory/suggestion/?mkt=jp
【最新情報】
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■キーワードアドバイスツールは、残念ながら、平成19年4月分のデータ更新
を最後に終了となりました。
しかし、個別キーワードの月間検索数を調べる方法はあるようです。
参考:オーバチュア公式ブログ
http://blog.overture.co.jp/blog/200705/30/
管理画面の入口はこちら!(利用するにはアカウントの取得が必要です)
https://login41.marketingsolutions.overture.com/adui/signin/loadSignin.do?l=ja_JP
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次いで、競争者の多寡を把握するには、
2.Google検索
http://www.google.co.jp/
を利用しましょう。
皆さん、インターネットから欲しい情報を手に入れる際、検索エンジンにキーワードを打ち込みますよね。
例えば、「注文住宅 バリアフリー」とか、あるいは、「リフォーム バリアフリー」等です。
キーワードアドバイスツールを使うと、検索数の多いキーワードが分かるのです。
これは、一体、何を意味するのでしょうか?
そうです。検索数の多いキーワードはそれだけ需要も高いと考えられるのです。
また、登録サイト数が多く、速報性の高いGoogle検索を使えば、より競合(供給)の少ない市場を選択するのに役立ちます。
日本のインターネット人口が7,730万人(平成16年版 情報通信白書)に達する今、この方法は有効だと思いませんか?
最少のコストで最大のパフォーマンス
是非、一度、お試しあれ!
それでは、本日はこれにて御免!
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